ミズーリ州、嗜好品としての大麻合法化秒読みか?

「合法ハーブで大量の死者/トラブル」という、日本でも起こりかねない問題が今回の根本的な起因で、ミズーリの件は嗜好品としての大麻の合法化を目的としている。

現在2つの論点があり、1つ目は

①「21歳以上であれば良い」②「①の案+1ポンドあたり100ドルの税金を(経済ブーストのため)課す」というもの。

このどちらかの案が(5月までに一定数の署名を集められれば)2012年内の施行に向け審議される。

2つ目の論点は、果たしてその法案がState law(州法)に記載されるのか、もしくはState Constitution (州の憲法)に記載されるのか。州法の場合、翌年でもいつでも撤回する事は可能だが、州の憲法はそれが非常に困難。そして州憲法が他州の政治、州民に与える影響は非常に大きい。


州法と州の憲法。一見すると、この2つは同じようなものに聞こえるかもしれないが、全く違う。州の憲法に載った場合「大麻を所持する権利」がほぼ永続的になる。一方州法の場合、権利までは与えられず議会の一致だけで簡単に法律を変えられてしまう。
「大麻を合法的に吸える」という結論は変わらないのでどちらに転んでもミズーリ州民にとって悪くないアイデアだと思うが、そこに至るまでの大義名分が違ってくるのだ

今回ミズーリ州で嗜好品としての大麻が合法化されると、マフィアなどのブラックマーケットを壊滅させる事ができる。1ポンド(453g)あたり$100ドル(約7,500円)という非常に低い税金で流通するからである。また、安全/品質管理について何も知る事が出来ないブラックマーケットと違い、合法化に伴い明確な品質基準(土/水/農薬、運搬/保存方法、カビが生えてないかなど)ができるため、より安全な大麻を楽しめるようになる。


日本もこのままで良いんですか?